フィリピンのドゥテルテ大統領による強硬な麻薬犯罪取り締まりを強く非難していたレイラ・デリマ上院議員が24日午前、麻薬取引にかかわった容疑で逮捕された。同僚議員など支持者は、政治的迫害だとして批判を強めている。
フィリピンの大統領が任命した閣僚を審査する任命委員会は8日、ドゥテルテ大統領によるパーフェクト・ヤサイ氏の外相への任命を全会一致で否決した。同氏は1980年代に米国市民権を取得したことがあるにもかかわらず、取得したことはないと虚偽の説明をしたことが理由という。
<スポンサードリンク>
ドゥテルテ大統領に関する最近の報道
麻薬犯罪者の射殺命令で物議をかもしたフィリピンのドゥテルテ大統領が、今度は同国のセブ島で暗躍する韓国系マフィアを「射殺する可能性」に言及し、騒動となっている。韓国人観光客が犯罪に関われば容赦しない方針も示すなど、過激すぎる「大統領令」のウラに何があったのか。
⇨「韓国系マフィアは射殺する」 ドゥテルテ比大統領の過激すぎる「大統領令」のウラ
フィリピンのラモス元大統領は12日、現在国内で進行している麻薬戦争は免責の文化を作り出しており、ドゥテルテ大統領はあまりに多くの決定を協議なしに下しているとの考えを示した。
同氏は、選挙戦ではドゥテルテ氏を支持したが、現在は最も露骨な批判者の1人となっている。
2017年3月1日、フィリピンの華字紙・フィリピン商報によると、同国内でドイツ人が武装勢力に殺害された事件について、ドゥテルテ大統領が謝罪するとともに、中国にマラッカ海峡周辺のパトロールを依頼していたことを明かした。
⇨ドゥテルテ大統領、ドイツ人斬首事件を謝罪=中国に海上パトロール依頼したことを明かす―比華字紙
「兄は当時、とても反抗的で、校則や規則を守らなかった。高校生の時は授業をサボりすぎて退学処分を受け、別の高校へ転入させられてしまいました」
ドゥテルテ大統領(71)の実妹・ジョセリンさん(68)は、兄の学生時代をそう振り返った。ここはフィリピン第三の都市、ダバオ市にある高級ホテルのラウンジ。真っ赤なブラウスに身を包んだ細身のジョセリンさんは、最初はやや固い表情をしていたが、兄のやんちゃぶりを語るにつれて徐々に頬が緩んできた。
⇨「兄は失恋で涙を流す、繊細な男」ドゥテルテ大統領・妹の告白
「麻薬密売人300万人を喜んで虐殺する」などの過激な言動から“暴言大統領”と揶揄(やゆ)されるなど、日本でも注目度の高いフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領。「麻薬撲滅戦争」を掲げて昨年6月末に就任して以来、これまでに殺害された密売人・中毒者は7千人を超えた。
だが、そのうち警察によるものは約2500人で、残る約4500人の一部は「自警団」と呼ばれる謎の組織によって殺害されている。しかも、この自警団のメンバーは政権発足から半年以上が経過した今も、誰ひとりとして逮捕されていない。
⇨ドゥテルテ大統領が操る、謎の暗殺組織『ダバオ・デス・スクワッド』の元構成員を直撃!
フィリピンのドゥテルテ大統領が先月29日、治安部門のトップを緊急会議に招集したとき、彼の心はすでに決まっていた。それは軍や警察の幹部がまったく予期しない事態だった。
昨年6月に就任した大統領の看板政策ともいえる情け容赦のない麻薬撲滅戦争において、警察を主役の座から外すというのだ。この急転換の理由は1つしかない、と緊急会議に出席した3人の関係者はロイターに語った。
そのときドゥテルテ大統領は激怒していた。麻薬犯罪捜査部門の警察官が、韓国人ビジネスマンを誘拐し殺害。それも、こともあろうに、ケソンのフィリピン国家警察の本部内で絞殺していたというのだ。
⇨フィリピン麻薬戦争、韓国人殺害でドゥテルテ大統領が急ブレーキ
続く
<スポンサードリンク>
応援クリックよろしくお願いします