ドナルド・トランプに大統領が変わることで、アメリカの株価が上がりつつあり、日本の株価の上昇と円安が見込まれています。
もちろん株価上昇や円安は予測でしかありませんが、日本の一部の富裕層は今後も資産を増やし、中間層や下位層の給与は下がり貧困化していくことになるでしょう。
こういった状況の日本で小金を持つ中間層に、小さな投資話が入ってきます。自分でビジネスが出来る能力はありませんが、手元にお金があるので増やすために投資話にのりがちです。
投資話の中には収益が出る話はありますが、残念ながらフィリピン絡みの投資話にはロクなものがありません。
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日本人に伝わるフィリピンの儲け話に信頼性は一切ない
被害者の多くは小金を持っている中高年達です。フィリピンの投資詐欺に遭う理由はいたって簡単で、フィリピン国内の法律、フィリピンの事情を知らないことが理由です。
また、投資を誘う人間の話を鵜呑みにして裏を取りません。現地を見なかったり、見たとしても一部をサラッと見ただけで信用しきってしまいます。
数百万円の投資詐欺の現場を見せるために、数日間、フィリピン人を十数人使ったところで人件費は数万円程度です。何度もフィリピンに足を運んで、裏を取る日本人は殆どいません。
中にはフィリピン側と契約書も交わさずに口約束で出資したり、日本人の名前や住所が本当なのかを調べずに出資してしまうことがあります。
また契約書が英語の場合、中高年の日本人男性の多くは英語が堪能ではありません。「あなたが言うんだから大丈夫なんでしょ?」と何の根拠もないのに信用してお金を払ってしまいます。
一応、裏を取るためにフィリピン人のビジネスマンからもらった名刺に電話連絡をしたところ、電話がかかったので出資したという例もあります。
フィリピン国内で架空の事務所で電話番をする人間など腐るほどいます。名刺に記載されている事務所の住所を訪問したり、法人が存在するかをフィリピンの公的機関や弁護士を使って調べる人はあまりいません。
フィリピンで商売をしたり投資をするきっかけの多くは、フィリピン人の愛人や恋人が投資やビジネスを持ちかけてきたり、別の日本人が持ちかけてきたビジネスの話をフィリピン人の恋人や奥さんが手伝ってくれるから心配ないと思ってしまう場合です。
別の日本人と恋人のフィリピーナがグルになって、あなたの小金をむしり取ろうとする例は山のようにあります。
しかも、こういった事例を聞いたことがあり、気をつけなければならないとわかっていても、「俺のフィリピーナは俺に対して詐欺はしない。俺の友達は俺に対して詐欺はしない」と思ってしまいます。
タガログ語と英語が話せるフィリピン人なら、商売を任せても問題ないと思うあたりが大間違いです。
私達中高年のアイタタ親父が付き合うことが出来るフィリピーナの多くは、残念ながら高い教育を受けていません。ですから掛け算、割り算も非常に怪しいのです。
そのレベルのフィリピーナから投資話を持ちかけられたり、商売を任せてうまくいくはずがありません。
私達日本人は世界の中で見れば、それなりの教育を長期間に渡って受けています。ですから世界三位の経済大国を維持しています。自負する必要はありませんが、それなりに優秀な民族です。
その日本人が商売を日本で行ったとしても、10年で倒産する確率は90%を超えます。20年間、会社が存続する割合は0.4%ほどです。それなりに優秀な日本人が商売をしても散々な結果です。
1ヶ月に1万円、2万円で生活しているフィリピーナの家族に誘われて、50万円、100万円の金を渡せば、浮足立つのは目に見えています。さらに割り算や掛け算が怪しい人たちが、どうやって損益を計算できるでしょうか。
出来るはずがないのです。
愛するフィリピーナやに数百万円をプレゼントしたつもりで渡すのなら、全く問題ありません。しかし、数百万円の小金を元にビジネスを始め、長期間に渡って収益が出続けることは万に一つの確率です。
フィリピンに住む日本人や愛するフィリピーナから投資話やビジネス持ちかけられたら、とりあえず話だけは聞いて徹底した調査が必要です。
調査をするには多少のお金がかかるかもしれませんが、数百万円を飛ばすぐらいでしたら安いものです。
くれぐれもフィリピンに関する投資話、儲け話にはのらないように気をつけてください。
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